前歯部インプラント治療の5年経過。
今日のテーマはインプラント治療の経過報告です。
数年経過したインプラントはどのようになってしまうのでしょうか?
インプラント治療は行ったもののメンテナンス不足、手術時の手技、技術の問題によって数年後にトラブルを起こすことがあります。
よくあるトラブルとして歯周病や不適切な被せ物によって歯肉が下がり根本が見えてきた。それにより審美障害が出たり最悪のケースは抜去になるケースです。
インプラント埋伏時です。
ここで大切なのはインプラント周囲の骨を造成させることです。
骨の厚みがあればインプラントがしっかり支えられ長期予後が望めます。また骨の厚みがあれば術後の歯肉の退縮を抑えることができます。
インプラント埋入後6ヶ月後に二次オペを行いました。
ここで大切なのは軟組織(歯肉)の造成です。
骨は充分に造成できているので今回はctg(結合組織)で歯肉を造成させます。
ctgを行うことによって術後の歯肉の退縮を防ぐことができます。
仮歯を入れ歯肉の治りをしっかり待ち最終的なクラウンを作成していきます。
ジルコニアクラウンセット後2wとセット後5年です。
歯肉の退縮などほぼ見られず審美性を保ったままです。
インプラント治療成功の秘訣は硬組織と軟組織の造成が成功のキーポイントになってきます。