インプラント治療に代わる歯牙再植!
こんばんは。目黒線奥沢駅前2Fで開業しておりますのKEI DENTAL CLINIC OKUSAWA@院長の羽場敬祐です。ここ二日はやや涼しかったですね!明日からまだまだ暑い日が続くようです!
今日は親知らずを利用して抜歯した部位に再植を行ったケースを紹介します!
歯が無くなった場合、インプラント(人工歯根)、ブリッジ、入れ歯などの治療方法があります。どれも人工物で歯を補う治療方法です。
どの治療方法も健康な歯と違う所は歯根膜(歯と骨の間にあるクッション)が無いところです。
健康な歯は歯根膜が存在します。この歯根膜はクッション材になったり、骨の再生など歯を守る大切な組織です。多少の衝撃や歯周病細菌の侵入から守ってくれる大切な組織です。歯牙再植はこの歯根膜を残し親知らずを有効利用する方法です。
写真1(左)大臼歯の虫歯が大きく歯根破折をおこしております。32歳男性。矢印の歯を抜歯し親知らずを抜歯した部位に移植を行います。
写真2(中央)親知らずを抜歯。まだ親知らずの周りには歯根膜が残っております。
写真3(右)親知らずを抜歯した部位に移植し縫合、固定した写真です。ここでポイントなのが歯と歯肉を隙き間なくぴったり合わせることです。また下の歯と噛み合わせことです。
写真4(左)下の歯とは一時的に噛み合わせておりません。
2Wくらいで神経治療を行い、しっかり噛み合ったクラウンを被せていきます。
手術自体は上手くいっておりますが親知らずに小さい虫歯があったのが残念でした。虫歯になっていなければ成功率はもっと上がります。
歯牙移植は歯根膜を保存でき有効な方法ですが適応症が限られております。詳しくはご相談ください。
インプラント治療の方が簡単で期間も短く済み確実に歯になりますが、歯牙移植はコスト的にすぐれ、歯を防御する歯根膜の保護が出来ます。適応症をしっかり守り、確実なオペを行えば長く保たせることが出来ます。
KEI dental clinic okusawaでは、インプラントだけではなく、高品質の審美治療、根管治療、歯周病治療、入れ歯治療、矯正治療を行い、治療後のサポートにも全力でバックアップいたします
お口の中のことでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非一度相談にお越しださい。