歯周病

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セカンドオピニオン対応

何度も再発している方
他院で抜歯と言われた方

一度、ご相談下さい

根本原因である
細菌にアプローチ

おすすめ!先進の予防プログラム「GBT」を導入

当院では、スイスのEMS社が開発した先進的な予防プログラムGBT(Guided Biofilm Therapy)」を導入しています。


この治療法の最大の特長は、虫歯や歯周病の原因である「バイオフィルム(細菌の保護膜)」を効率的かつ安全に除去できる点にあります。


バイオフィルムとは、歯の表面に形成される細菌の集合体を守るバリアのようなものです。
この膜があることで、通常のブラッシングや従来のクリーニングでは、歯垢や歯石の奥に潜む細菌にアプローチできないとされています。


GBTはこのバリアをピンポイントで破壊・除去するため、虫歯や歯周病のリスク源に直接アプローチできるのが大きな特長です。

GBTを支える「エアフロー」

GBTの中核を担うのが、スイスEMS社が開発した専用機器エアフロー」です。


この機器は、微細なパウダーと水をやさしくジェット噴射することで、バイオフィルムや歯垢を、歯や歯ぐきを傷つけることなく取り除くことができます。


従来の機械的なクリーニングに比べて、痛みや不快感が少なく処置後の爽快感も高いのが特長です。
「やさしさ」と「効果」を両立した、次世代の予防ケアといえるでしょう。


このエアフローの効果と信頼性は、歯科医療の先進国・スウェーデンのイエテボリ大学でも高く評価されており、学内のすべてのクリーニング機器をEMS社製に統一するという徹底ぶりです。


次の動画では、エアフローでバイオフィルムを取り除く様子をご覧いただけます。

歯周病は日本人の「国民病」

歯周病は、自覚症状がほとんどないまま進行し、最終的には歯が抜けてしまうこともある非常に恐ろしい病気です。


厚生労働省が令和4年に行った調査では、日本人の約47.9%に歯周病の兆候が見られたと報告されています。
さらに、歯を失う原因として最も多いのがこの歯周病であり、まさに「日本人の国民病」ともいえる病気です。


このページをご覧いただいている皆さんの中にも、現在歯周病が進行しており、「どうにか改善できないか」と調べてこのページにたどり着いた方もいらっしゃることでしょう。


どうぞご安心ください。


歯周病のメカニズムはすでに解明されており、効果的な治療法も確立されています


たしかに一度発症すると再発しやすい病気ではありますが、生活習慣の見直しと、原因菌への的確なアプローチにより、症状の改善・コントロールは十分に可能です。


kei dental clinicがご提供する歯周病治療について、具体的にご紹介してまいります。

科学的な歯周病検査とクリーニング

歯周ポケット検査

歯ぐきと歯のすき間には「歯周ポケット」と呼ばれる溝があります。このポケットの深さを測ることで、歯周病の進行度を把握できます。


健康な歯ぐきでは、歯周ポケットの深さはおおよそ1〜3mm程度です。4mm以上になると、歯周病がすでに発症している可能性が高くなります。


定期検診でこの深さをチェックすることが、早期発見・早期治療につながります。

咬合検査

当院では、光学スキャナーを使って噛み合わせの検査を行い、歯にかかる力のバランスを詳しくチェックします。
特定の歯に過剰な力が集中すると、歯ぐきや顎の骨に負担がかかり、炎症を悪化させてしまうことがあります。

噛み合わせを整えることで、治療の効果をより高め、歯を健康な状態で長持ちさせされるようになります。

位相差顕微鏡検査

歯周病とひとくちに言っても、原因となる細菌の種類はさまざまです。


そして、それぞれの菌に対して有効な治療法も異なります。


当院では「位相差顕微鏡」という特殊な顕微鏡を用いて生きたままの歯周病菌をリアルタイムで観察・分析し、原因菌の種類を特定します。

CT検査

歯周病は、歯ぐきだけでなく、歯を支えている骨も少しずつ溶かしてしまう病気です。


この骨の状態は外から見ただけではわからず、正確な診断には画像検査が欠かせません。


一般的な歯科医院では、レントゲンで骨の様子を確認しますが、当院では歯科用CT(3D画像診断)を導入しています。


CTはお口の周囲を360度回転しながら立体的に撮影を行うため、レントゲンのような2次元画像では見えにくい骨の厚みや形状まで、鮮明かつ正確に映像化できます。

唾液検査

当院では、唾液検査を活用して、虫歯や歯周病のなりやすさ(リスク)を科学的に評価しています。


唾液の状態には、細菌の活動性や口腔内の環境バランスが反映されるため、この検査によって、歯周病にかかりやすいかどうかを客観的に把握することが可能です。

PMTC

歯周病の改善には、毎日の丁寧な歯みがきが基本です。しかし、どれほどしっかり磨いていても、歯と歯の間の汚れや、歯周ポケットの奥にたまった歯石までは、家庭のケアだけで完全に取り除くことはできません


こうした、ご自身では落としきれない汚れを徹底的に除去するのが「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」です。


PMTCでは、国家資格を持つ歯科衛生士が、専用の器具や機械を用いて、歯の表面・歯周ポケット内・歯間部などにこびりついた歯垢や歯石を丁寧にクリーニングします。

歯周病の短期集中治療を行う「FMD」

一般的な歯周病治療では、お口の中を6つのエリアに分けて、1回の治療で1エリアずつ処置を進めていく方法が取られます。


週1回のペースで通院すると、すべての部位の治療が完了するまでに約1〜2ヶ月かかる計算です。


しかし、歯周病菌は約2週間で再び増殖する性質があるため、このペースでは先に治療した部分で再発してしまうリスクがあります。


こうした問題を解決するのが「FMD(Full Mouth Disinfection)」という治療法です。FMDでは、抗生物質を併用しながら短期間でお口全体を一気に除菌・処置します。


治療中に再発するリスクを最小限に抑えられるのが大きな特長です。

重度の歯周病を治療する「歯周組織再生療法」

歯周病が進行すると、歯を支える骨が徐々に溶けてしまい、歯がグラつくようになります。


このような状態になると、歯科医院によっては抜歯を勧められることも少なくありません。治療しないまま放置すれば、いずれ歯が自然に抜けてしまうリスクも高くなります。


しかし、失われた組織を再生させることで、歯を残せるケースもあります。kei dental clinicでは、そのための治療法として「歯周組織再生療法」を取り入れています。


重度の歯周病で「もう抜くしかない」とあきらめる前に、歯を守るもう一つの選択肢として、ぜひご検討ください。

この再生療法の詳細についてご紹介します。

GTR

歯周病によって失われた歯槽骨や歯ぐきには、再生能力があります。ところが、自然回復によって元通りに再生することは、ほとんどありません


その理由の一つが、再生スピードの違いにあります。


歯ぐき(軟組織)は骨よりもはるかに早く再生してしまうため、骨が再生する前にそのスペースを歯ぐきが覆ってしまうのです。


結果として、骨が再生するはずの領域が失われ、歯の安定性は回復しないままとなってしまいます。


この問題を解決するために有効なのが、GTR(歯周組織誘導再生法)です。この治療では「メンブレン」と呼ばれる人工膜を患部に設置し、歯ぐきの侵入をブロック。これにより、骨が十分に再生するためのスペースを確保し、歯を支える土台の回復を促します。

骨の再生を促す「エムドゲイン/リグロス」

歯周病で失われた骨を再生させるために、当院では「エムドゲイン」や「リグロス」といった特殊なたんぱく質を含む薬剤を使用しています。


これらの薬剤は、骨の再生を促すたんぱく質を主成分としており、治療部位に直接塗布することで再生を誘導します。


個人差はありますが、数か月程度で新しい骨が形成され始め、グラついていた歯もしっかりと安定します。


次にご紹介する画像は、エムドゲインを使用した際の骨再生の様子を示したものです。


なお「リグロス」は保険適用が可能です。

エムドゲインによる再生療法を行ったケース。上が治療前、下が治療後。
エムドゲインによる再生療法を行ったケース。上が治療前、下が治療後。

深部の歯石を取り除く「歯周外科治療」

歯周病が進行すると、歯と歯ぐきのすき間=歯周ポケットが徐々に深くなり、その奥に歯石が溜まっていきます。この状態が長く続くと、通常の治療器具が届かないほど深い位置に歯石がこびりつき、除去が困難になります。


放置してしまうと歯周病はさらに悪化し、やがて歯が抜けてしまいます。


このように重度に進行した歯周病に対して効果的なのが「歯周外科治療」です。


詳しくご紹介します。

FOP法

FOP法(フラップ・オペレーション)」は、歯周病が進行して歯周ポケットが深くなった場合に行われる外科的な治療法です。


この方法では、歯ぐきを切開して歯根を露出させ、歯周ポケットの奥深くに溜まった歯石や汚れを除去します。


歯ぐきの炎症は次第に改善され、歯周ポケットも徐々に浅くなっていきます。

ルートセパレーション

奥歯の根は、前歯とは異なり複数に分かれています。


しかし歯周病が重度に進行すると、歯の根の周囲を支えていた骨が溶け、根の分かれ目(分岐部)が露出してしまうことがあります。


この分岐部に歯石がたまると、通常の方法では取り除くのが極めて困難になります。


そうした難症例に対して行われるのが「ルートセパレーション」という治療法です。


この治療法では、奥歯を2〜3つの根に分割して、歯石を取り除くなどの処置を行います。


歯石をしっかり取り除いた後は、それぞれの根を覆うように被せ物(補綴物)を装着し、見た目と噛む機能の回復を図ります。

失われた歯茎を取り戻す「歯肉移植術」

歯周病が進行すると、歯ぐき(歯肉)が後退して歯の根元が露出し、歯が長くなったように見えることがあります。


これは見た目の問題にとどまらず、本来は歯ぐきに覆われている歯の根面が露出することで、冷たいものがしみる「知覚過敏」といった不快な症状を引き起こす原因にもなります。


こうした症状に対し、当院では「歯肉移植術」という治療法を行っています。この術式では、お口の中の健康な歯ぐき(主に上あごの内側)から一部を採取し、歯肉が失われた部位に移植します。


見た目の回復だけでなく、歯の根元を保護し機能面での改善も図ります。

「歯科衛生士担当制」で継続的にサポート

kei dental clinicでは、患者さん一人ひとりに専属の歯科衛生士が担当する「歯科衛生士担当制」を導入しています。

歯周病を改善するためには、歯科医院での治療だけでなく、患者さんご自身の生活習慣やセルフケアの見直しも重要です。

毎回同じ衛生士が担当することで、患者さんの生活リズムやお口の状態をより深く理解でき、適切なケアや指導が可能になります。治療の効果を最大限に引き出し、再発防止にもつながると考えています。

セカンドオピニオンも受け付けています

歯周病は一度発症すると再発しやすく、多くの方が長期的に悩まされる病気です。


原因は細菌による感染ですが、生活習慣の乱れも深く関係しているため「生活習慣病」としての側面もあります。


私たち歯科医師がどれほど丁寧に治療を行っても、患者さんご自身による毎日の歯みがきや定期的なメンテナンスなしには、根本的な改善は望めません


つまり、歯周病を「治す」ためには、歯科医院と患者さんの二人三脚が欠かせないのです。


どんなに治療を続けてもよくならない
すでに何本も歯を失ってしまったが、残された歯は守りたい


そんなお悩みを抱える方は、ぜひ一度ご相談ください。


当院では、現在の治療に不安を感じている方のために、セカンドオピニオンにも対応しています。ひとりで悩まず、あなたの歯を守るためにできることを、一緒に考えてみませんか?

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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